〜NTT「退職お断り」組てんまつ記〜

2003年4月1日〜2008年4月8日
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2003/4/1初出社 今日が新しい職場への初出社だ。どんなところへも初めて行くときはワクワクどきどき≠ェ付きものだ。「どうせろくなところじゃ・・・」とは思いつつ、適度なワクワクどきどき≠感じながら家を出る。駅への坂を降りていくとちょうど桜が五分咲き、爽快な朝だ。 これまでは1時間強の通勤時間。パソコンの検索で今度は1時間40分と出た。さて・・。 満員電車が嫌いだ。「いい年こいて何言ってんだ」と言われるだろうが嫌なものは嫌。異常な世界である。寿司詰め≠ニはよく言ったもので寿司は寿司でもあれではバッテラだ。判で押した同じ格好の連中がバッテラ≠ナ目的地まで運ばれ、ちぎっては駅に捨てられる。私だって満員電車で通勤していた時期はある。しかし人生の十何分の一かがこの不毛なバッテラ≠ノ費やされるかと思うと実に空しい。楽しい通勤≠追及してきた。車、バイク、チャリンコ、ジョギング・・・いろいろやった。今回は、とりあえず早起き読書通勤=B朝6時過ぎに家を出る。東海道線は早朝からバッテラなので京浜東北で座って行く。最適な読書環境を満喫しながら目的駅に。はあ〜・・2時間だぜ。 長時間通勤に多少イラついたか、最初のオリエンテーションで噛み付いた。「スーツを着て来いとあるが、そんなもの持ってません。スーツ支給してください」「支給はしません。自分で買ってください」「自分の賃金を何に使おうが私の勝手だ。わかった。この格好でやります」 とポロシャツ姿で言った。ほかの人たちも「鞄や名刺入れも貸与しろ」などと言い、会社も検討することとなった。 仕事は事前の説明では「テストマーケッティング云々」「新商品の開拓云々」と洒落た言葉で誤魔化していたが、開けてみれば単なる「*フレッツの外販」であった。それも、これまでは売れないと見て手を付けてこなかった客層への販売である。いろいろ聞いてみたが、「とくはん」の「とくはん」たる所以は結局分からず仕舞いであった。 様々な地域、職場から「退職お断り」の人々が集まっている。北海道・東北・上信越からの単身赴任。通勤の人も2時間を超える人がいる。以前の職種ではそうとうなスペシャリストだったような人も外販だ。「とくはん」は「退職お断り」へのミセシメ≠ネのだ。 2003/4/2〜11「とくはん」営業研修 4月2日から麻布の研修所で研修。ここも十数年ぶりである。通勤は1時間半で比較的楽だ。昨日同様ポロシャツにジャケットで出社。初日は外販の薀蓄やビジネスマナーなどの座学。部外講師ということで一時期流行った、やたらでかい声ばかり出す「モーレツ社員研修」を予想していたが、「もう、ああいうのは時代に合わない」のだそうでソフトな感じの訓練になった。2日目の午後からいきなり外販実習だというので「商品知識もないのに外に出すのか」「お客様に対して無責任じゃないか」などと抗議するが、「とにかく外販とはこんなもんだということが分かればそれで結構ですから」とはじめる。そのとき「あなたのその格好じゃ・・」つまりスーツにネクタイじゃないから外には出せないと言ってきた。他のクラスで座学をやっててくださいとのこと。「いいですよ。べつに外に出たいわけじゃないから」と別のクラスへ。今度はそのクラスが外販へ行くのでまた別のクラスへと盥回しになる。夕方職場の課長が来て「来週からスタッフジャンパーを貸すのでネクタイだけ締めてくれないか。後日職場に帰ってからスーツは貸与する」とのこと。「いいですよ」ということになり7日からスタッフジャンパーで外に出る。実習先は桜が満開、お花見気分だ。数名のグループに分かれて交代で飛び込みの販売をやる。4日間で二十数件を回った。今は気候も良く外のほうが快適だが、真夏の外回りを考えると汗かきの私には頭が痛い。一戸建ての個人宅はほとんどドアホンのみで出てきてはくれない。物騒な今の時代、当然である。「*フレッツ」は目下NTTの主力商品で血眼になって売り込みをやっているが、マンションや企業ならともかく個人や個人商店にはまだそれほと売れるとは思わない。100Mは確かに速いだろうが、じゃあそれを使って何をやるのという部分がまだまだ弱い。映画のダウンロードくらいか。逆に売らんかな主義で*フレッツを押し付けてもパソコンのスペックが低ければ「ちっとも速くならないじゃねえか」とお叱りを受けることにもなる。だいたい社員だってほとんど買ってない。私もADSLで十分だ。「お先真っ暗*フレッツ」との長い付き合いになりそうだ。 クラスの人たちはみんな気さくでいい人ばかりだ。すぐに馴染むことが出来た。クラスではいつも笑いが絶えない。おやじギャグも花盛りだ。あなたも、きみも「退職お断り」ですね、という妙な連帯感がここにはあるのである。 2003/4/14職場に帰って 今日からは職場に帰ってOJTだ。通勤は、6時50分の始発が余裕で座っていけることが分かったのでようやく「楽しい通勤」が見えてきた。寝不足や二日酔いで途中で寝てしまっても、乗車時間が約53分と長いので次の乗換駅手前で必ず起きる。安心して眠れる。もちろん読書時間は有り過ぎるほどだ。東海道線を使えば10分以上早いが、通勤に楽しさを覚えると職場がぐんと近くなったような気がするものだ。職場への下車駅を降りてミスター・ドーナツで40分読書ののち始業10分前に職場へ。 今日はパソコンの設定や諸々の申請で一日が終わる。パソコンは机の列の3分の1が新品のwindous2000であとは中古のボロボロのwindows98。途中で金が足りなくなったのか。ボロw98は設定がうまく行かずトラブル続出。机も「××電報電話局」などと書いてある、つまり20年以上前の電電公社時代の中古である。よくこんな骨董品が取ってあったものだ。あちこちで文句が飛び交う。 2003/4/15〜16NTT商法について考える 今日は商品知識のOJTだ。「*フレッツ」について、いろいろ質問し、意見を言い、考えさせられた。細かいことは言うまい。以前からの疑問が再び頭をもたげた。NTT商品は何故高い?≠ニいうことである。電話機だってFAXだって街の量販店で売っている他社商品のおよそ1.5倍以上の価格である。決して量販店には置いていない。××フェアなどといって膨大な稼動をかけてほんの僅かな商品を売り、やったやったなどと騒いでいる。不思議な会社だ。「本当に売る気があるのか」と思ってしまう。「弊社はメンテナンスが充実しておりますので・・・」高いのか?確かにそれはあるかもしれない。しかし消費者はそんなことはあまり気にかけていない。第一に価格なのだ。「*フレッツ」も同様である。「ここで負けたら後がない」式の言葉を連発して悲壮感を煽る。しかし、本当に売る気があるのだろうか? ひとつは政府の政策にあると思う。NTT独占排除〜他社育成である。NTTが豊富な資金力に物を言わせて他社に先駆けて値下げを行いシェアを独占してしまったら、他社は育たない。だからNTTが他社に比べて相対的に高い価格をつけるバランス≠ェ必要なのだ。電話機・FAX然り、マイライン然り、*DSL然り、*フレッツ然り・・・いつも他社の値下げの後を追う。けっしてNTTが先行することはない。現場では「後がない!売れ、売れ!」とヒステリックに叫ぶその背後から、「あんまり売るなよ」という呟きが聞こえてくるのである。 4/17再び通勤について 通勤にも馴れたと思っていたが、知らず知らず疲れが溜まって来ているようだ。晩酌をするとすぐ失神するように寝てしまうのが日課になった。せいぜい10時だ。パソコンを前に頑張ろうとしても自然、キューっとなってしまう。このページのアップも滞ってしまう。気持ちは、ナニクソっと突っ張っているので自覚症状はなくとも、体は正直なのだな。もう年だ。 電車は座っていくので読書に集中していればよいのだが、乗換駅の越線橋で向こうから来るやつらと対面するのは実に不快だ。狭い越線橋一杯に殺気の塊が押し寄せてくる。こちらは少数派で端を縫うように歩くのだが、1日5回は肩がぶつかる。これでは喧嘩にならないのが不思議だ。最近のそういう喧嘩も物騒で、人が死んだりするからこわい。なるべく喧嘩にならないようにやってると自然ストレスは溜まる一方だ。 4/18独禁法 OJTが終わり、いよいよ本番の外販に向かいつつある。一人一人エリアを決められポステヒングつまりビラ入れから始めようとする。 これまでの研修や販売実習で外販がだいたいこんなものかというのはわかった。私は、法律に違反してまで営業をやりたくないし、嘘をついてまでものを売りたくはない。卑屈になってお客に媚びを売るのも嫌いだ。正々堂々と営業をやればよい。それで売れなければ仕方ない。よい商品なら売れるはずである。何故こんなことを言うかといえば、ちょっとした議論があったのだ。会社の提示した営業方法について疑義が生じた。職場の人が「こういうのは法律に触れるんじゃないですか」と言った。「法律には触れません」と管理者。「独禁法に触れるんじゃないですかね」と私。「さあどうなんですかね、調べてみます」と管理者。 細かいことには触れない。NTTだけが立場上知りうる情報を使って営業するのは、公正競争に反する独禁法違反ではないか。もしかすると、こんなことはどこの営業でもやっていてもはや「常識」になっているのかもしれないし、そうではないかもしれない。「そういうことをやらないとものは売れないんだよ」と言う人もいるかもしれない。しかし私は、法律にふれる営業などまっぴら御免である。 4/21独禁法〜続き 昨夜、独禁法については学習してきた。朝のミーティングで「先週の件ですが、独禁法1条、2条、3条に明確に抵触すると思います。特に2条F−5項にある『自己の取引上の地位を不当に利用して相手方と取引すること』という不公正取引の規定に該当するのじゃないか。これに違反すると「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」とある。私は犯罪行為の片棒を担ぐのは御免だ。私はそういうことはやりません」と発言。他の人からも「法律に触れない形でやってほしい」旨の発言あり。会社側は金曜日の指摘が効いたのか、すでに営業方法の再検討、先週提示したやり方は「保留する」とのことだった。独禁法違反の指摘に会社は「ドッキン!」ときたようだ。 ついに「とくはん」の正体見たり!退職を拒否した報復に法律違反の外販をやらせる、ここに「特別販売」の「特別販売」たる所以があると見た。ただ*フレッツを売ってるだけならべつに「特別」でも何でもないわけである。フツーの売り方ではない何かがあると思っていた。しかし法律違反は会社にとってもヤバイ。ADSLの供給開始当時、NTTは他社から独禁法違反で訴えられていた。今度は光IPをめぐってそれが再燃しかねない状況にあるからだ。 私は、会社のやり方を監視する。法律違反は摘発する。これは内部告発≠ゥもしれない。しかし敢えてやろうじゃないか。昨年の雪印食品事件にしろ、東電の原発ひびわれ隠し事件にしろ、内部告発が市民を危険から救った。企業の組織は民主主義とは縁もゆかりもない専制政治だ。内部告発は 会社の裏切り者≠ニ見なされる。私だって少しは後ろ髪を引かれる思いがする。けれどそれではダメだ。理不尽なリストラと告発を裏切り者扱いする会社の専制は同じ根っ子だ。会社に民主主義を! 4/27GW 昨日から飛び石のゴールデンウィークに突入(?どういうわけか昔からNEWSなどで、この「突入」という言葉を使いますね)。私は年休の残日数が少ないため、5/1、2日だけ年休を取り、後はカレンダー通り。GWは昔から山登りと決まっていたのですが、1日くらいにしてあとはのんびり過ごします。北海道、東北、上信越などから単身赴任してきた人たちはみんな4日年休を取って10連休で郷里に帰る人が多いようです。当然ですね。ご苦労様でした。ゆっくりご自宅でお休みください。家族や恋人と思いっきりくつろいでください。 ちなみにNTTの場合、単身赴任手当が3万円強これは独身寮費(食費込み)とどっこい、帰郷旅費は6ヶ月で7回(だったかな?)。退職を拒否した時に、ひょっとしてひょっとすると北海道に不当な転勤なんてこともあるかもしれないと考えたこともあります。しかし、この条件では冗談じゃないよ。家族の誰かが病気になった、台風・地震などで自宅が破損した、隣が火事になって自宅の一部も燃えた、家に泥棒が入った、近しい人のご不幸、・・・もっと小さなことでも・・・自分の車の車検、息子が喧嘩で相手に怪我をさせた、・・枚挙に暇がないくらいいろんな問題があるだろう。それでも月一度しか帰れない。あとは金と休暇自分持ちだ。世の中単身赴任が一般的になってきて「NTTの条件はいいほうだよ」(ほかの会社の条件は知らない。「俺の会社はこうだぜ」という人がいたらメールください。)というかもしれない。そういう問題じゃない。労働者の生活を何だと思っているのか。単身赴任を考えた奴は、たいてい単身赴任したことがないか、あってもいっぱい金をもらってた奴らだ。小泉の「痛みの伴う構造改革」みたいに、痛みを感じない地位の奴が考えたのだろう。単身赴任が都会やその近郊に比べ相対的に多い北海道や東北の経済はますます消費が落ち込み、にっちもさっちも行かない状態になる。統計を取ったやつもいないだろうが、「都会への単身赴任者についてその消費減退の地域経済に及ぼす影響」などと題して研究をしてはどうか。わたしは「単身赴任禁止法」提案する。違反した企業には勿論懲役、罰金の刑事罰、もし企業が「真に止むを得ない理由で(「退職・再雇用を拒否した」などというのはだめ!)」単身赴任をさせようとするときには本人の同意及び労働組合(多数派だけでなく少数はも含む)の合意を条件に、二倍以上の賃金、申告に応じて無制限の帰郷旅費及び帰郷休暇を与えるものとする・・・というのはどうだ。全国の単身赴任者団結せよ! 4/30金余り企業 GW飛び石連休の合間の出勤日。電車はガラスキと思いきや普段とさほど変わらない混み具合だ。職場も広域は移転で帰郷者ばかりかと思えば8割がた出勤している。「なんでえ」と思ってしまう。世相を反映してか帰郷やレジャー、長期旅行は例年より少ないな、という実感がある。 でも仕事はのんびり(GWじゃなくとも)。今日はAさんと同行。仕事の話はともかく、雑談でいろいろ花が咲いた中、「NTTは金持ちだよな」というところで意気投合。Aさんがいた**県MEでは、金が余って個人貸与のパソコンを全部windows・XPのノート型に買い換えたそうだ。同じ話を宮城のやつからも聞いたな。こういうのは大量購入で安いだろう、と思ってるひとがいるかもしれないが、NTTの場合何かの商談のバーターで滅法高い「定価」で買っていることが一般的である。それだけで数億か? 私も、3月横浜各ビルにビラまきに言った際驚いたのは、どこでもビルの改装工事をやっていたことだ。ビル改装工事はえらい金がかかる。数年前私のいたラインマンセンターでビル改装(内装のみの全面改装)では「1億」というはなしを改装工事発注担当者から聞いたことがある。ビルの改装は福利厚生面から言うと悪い話ではない。しかし、こんなリストラをやっているときに!労働者の月給が10万も減ってるんだぜ!どこかの局では金があまったので光ファイバ融着接続機を「買った」(今時誰もがレンタルで「買う」やつなどいないぜ。十年位前で1台1千万くらいだったかな?)とにかく昨年度年度末の買い物ゲームは過熱しておりました。 この手の話は昔から枚挙に暇がない。有名なランドマー*タワー通信設備一式の建設・保守をNTTが落札した。これは大きな収入に違いない。ところが必要もないのにランドマー*タワー4*階ワンフロア月額*百万円をNTTが借りる。つまりバーターだ。相次ぐ統廃合で事務所スペースなど腐るほど余っているのにである。建設・保守の収益とテナント料を天秤にかけてみろ。金余り企業でなければできない話だ。*ptosシステムでは、*BM社、ヒューレッ*社、NTT*ムウェアが絡んで何の役にも立たない稼動ばかり喰うシステムを数百億円かけて作り上げた。運用開始後2年は経っているだろう現在でも本格稼動見込み立たずだ。この会社は有り余る金の使い方を知らない。昔私もやった「打ち合わせ回線」(電柱の数ほどもあるだろう接続端子箱のひとつひとつに工事打合せ用の端子を付けた)など携帯電話の普及で作った途端スクラップになってしまった。あれにかかった稼動だけでも数百億にはなってると思うが。あまりにも漫画的な失敗だったので収まりがつかず、今度は同じものを「激甚対策」などと称して照れ隠しをしている。この手の話を集めて1冊の本ができるだろう。「俺はこんなの知ってるぜ」という人がいたら、メールください。キャプテン、PHS、ISDN、・・・最近では例の1兆5千億の海外投資失敗の損失等など。企業だから失敗の一つや二つはあるだろう。しかしNTTの場合は別次元の問題である。失敗しても平気なこと、失敗してドブに金を捨てても何とも思わないこと、失敗しても誰も責任をとらないこと、責任を問われないからまた失敗すること・・・これが、この無責任さが「NTTの企業理念だ」と言っても過言ではないだろう。そもそも金が余って使い道に困っているのだから「失敗してもいいんだよ。俺の金なんだから」という本音が聞こえてくる。いったいぜんたい誰のお金ですか、と問いたい。なぜこうまで無責任な体質が作られたのか。ひとつには内部告発を封じてきたためである。20数年前か、社員による電話料金の告発本が出たときに当時の全電通労組を中心に「裏切り者」と非難する大合唱が行われた。企業の秘密を公開する者が「裏切り者」で、秘密は黙ってみんなで共有しましょう、そうすれば皆さんの生活も安泰ですよ、というわけだ。たいした「秘密」でなくとも「秘密」にすることには意味がある。「外部にバレたらヤバイんだってよ」という何かしら後ろめたい感情が共有されたとき、きわめて閉鎖的な共同体が作られる。一方でこれだけのリストラをやられても97%もの労働者が応じてしまう「秘密」も、ひとつはここにあると見た。「開かれた会社」をつくろう! 5/11連休明け一週間 連休明け一週間は、連休の疲れを引きずった一週間だった。今年の飛び石連休もあっという間だった。後は夏休みまでこれという楽しみもない。夏休みが終わると今度は年末・年始。5月連休→夏休み→年末始→・・・この繰り返しで簡単に1年が終わる、簡単に年を食う。ガックリである。と思うと自然通勤が長く感じられるものだ。駅の越線橋には夢から覚めた土気色の顔がアリのごとくうごめく。この光景を見ただけで「ああ、またかよ」とウンザリだ。 週の後半は、麻布での研修。これが終わって「いざ本チャン」ということだそうだ。そうそう、この間1件受注があった。率直に嬉しかった。「これで営業にはまって行くんだよ」ということらしい。はまれるもんならはまりたいのだが・・・。季節の変わり目だ。夏のような日もあれば「うるる・・」っとくる日もある。半そでの上に上着を着たり脱いだり落ち着かない。いよいよ苦手な夏へ。100yenショップで扇子を買う。 5/16売れない商品 今日は今年度事業計画に基づく販売の目標などについて説明があった。ひとり一日**件訪問、コンタクト**件、アンケート**件、年間**件の受注・・・という具合に目標が設定される。M******なるシステムを使って毎日結果の投入を行い、それを管理者が点検する・・・こんな具合だ。4月の研修から今日まで素人目から見た感想を言えば、*フレッツは売れない商品である、さらに我々が相手にするのは最も売れない客層=会社がこれまで手を出してこなかった客層である、ということだ。現在千件ビラまきをしてやっと1件の問い合わせ、というのがやっている実感だ。確かに光ファイバーに対する潜在的需要はあるだろう。月々のランニングコストが総額(プロバイダー料金なども含めて)5千円を割れば切り替えようをいう人が半数以上というアンケート結果も出ているようだ。まだ2千円以上の開きがある。先日山田電気に行ってみたが、まだDSL一色だった。大衆がDSLに飽きたころが本格的な需要期であり、まだその時期ではないという読みのようだ。訪問で知り得た利用者の意見もそのことを裏付けている。また消費者の買い方もインターネットを通じて、プロバイダーを通じて加入するというのがこれからの主流だと思う。外販に比べれば販売コストはほとんどかからない。多分NTTもそう考えているに違いない。つまり今この手の外販ではろくに売れない、ということをNTT自身も知っているのだろう。 そうであれば売れない商品を売らされているわけだ。我々のような「退職お断り組」だけではない。これまで電話勧奨のような仕事をやってきた職場でもこれからは外販だ。売れない商品を売るという行為は精神的に非常に辛いものがある。私だって売れないより売れたほうがいい。来る日も来る日も砂漠に水をまくような不毛な徒労の連続が精神の限りない消耗をつくりだす。自信は砕かれ、投げやりになる。そこに成果主義賃金が待っている、目標を著しく達成できなかった、などと言って出してくるのがDランク。改めて頭に浮かんでくるのが「退職」の二文字・・・これでは莫大な金と手間暇をかけた、ただのイジメではないか。これは私の「悪い予測」で、こんなことにならないことを祈っている。もしかすると*フレッツが予測に反して売れまくるというのも、全くありえないことではない。いずれにしろ、あらゆる幻想を捨て淡々と歩こう。 4/18水虫 まだそんな暑さではないというのに、歩いていると足が蒸れる。これはいずれ・・・と思っていたら案の定水虫の兆候が見えてきたので急いで薬をつける。私はナイロンの靴下は足が蒸れるから嫌いで綿のものを愛用しているが、それも限界のようだ。以前工事の現場をやってたときは真夏でも足の蒸れはさほど感じなかったし、山登りで何時間あるいても感じたことは無かった。これは年のせいなのか、あるいは外販をしているからか。「抗菌靴下」というのがあると聞くが、あれは水虫にも効くんでしょうかね。 5/22河川敷 最近、荒川の河川敷で昼飯を食うことが多くなってきた。下町は隅田川、荒川、中川、江戸川など幅の広い川が多い。昔愛読した漫画に「プレーボール」という下町の高校野球の話があった。それに荒川の河川敷の野球場がよく出てくる。そういう感じのところだ。野球場の誰もいないベンチにひとり腰掛けて弁当を食う。傍目から見ると「あいつイジケてやがるな」となるのだろうが、すばらしい開放感だ。川幅は三百メートルもあろうか、空の大きさが違う。帰りの電車で荒川の河川敷に沈む太陽はまさに「下町の太陽」。今日歩いたところの神社には「『いつでも夢を』の町」という看板が出ていた。橋幸男と吉永小百合だったかな。今回っている町の向こうは都県境でその向こうは埼玉県川口市。「いつでも夢をの町」から「キューポラのある町」にというわけだ。最近はマンションが増えてきたが、密集した古い住宅に風呂やの煙突、下町風景は変わらない。私は横浜の下町に住んでいる。下町から下町へ一都二県に跨って毎日行ったり来たりしているわけだ。「リストラの効用?」とでも言うべきか。 5/20給料日 今日は給料日である。4月の賃金は前の職場の要素が反映されていて比較の対象にならなかったが、今回は純粋に現在の職場の賃金ということになる。まだ詳細は検討していないが手取りの範囲で変化したことは、地域加算手当(以前の都市手当)の差額分約1万円強が増額になっている。多分年度が替わり横浜の地域加算手当ては75%→50%と減額になっただろうから、その差はもっと大きいはずだ。退職・再雇用を選択した場合とは10万以上の差がでてくる。この差額は大きい。10万以上下がったら私の今の生活は成り立たない。10万以上減額され住宅ローンを払ったら残りは10万有るか無いかだ。それでも生活が成り立つという人は退職・再雇用でもいいだろう。私には無理だ。たしかに不当配転、報復人事である。そのことは今後も争う。しかし、退職を拒否したことで生活はなんとか成り立っている。 5/30哀しきセールスマン 早いもの、今の職場に来て今日でまる二ヶ月だ。こんなのじゃ10年なんかすぐ経ってしまいそうだ。 最近は、ポスティングのときに気が向いたときにだけ、ドアホンを押してみる。一戸建て住宅の場合殆ど「うちはいいです」「間に合ってます」「インターネットやってません」「何を言ってんだかわかりません」「今忙しいです」「・・・・」とまったく相手にしてくれない。たまに出てきてくれるのはおばあちゃんだ。「いんたーねっと??私は古い人間なのでねえ・・・」 今の世の中、掃いて捨てるほどのインチキ商売が横行している。セールスを装った犯罪も多い。私だって休日に家にいるときは、すべてドアホンの段階で断っている。商店は構造上門前払いは無い。「インターネット?俺は携帯も持ってねえんだよ。店番だけやってりゃ携帯だって必要ねえ。何がインターネットだよ」馬鹿野郎!と言わんばかりの勢いである。 そもそも、セールスマンは独特の偏見で見られる。口ばかり達者で売るために平気で嘘をつく、腰は低いが心は客を馬鹿にしてる、調子のいいやつら、インチキ、ずるい、柄悪い・・・何を隠そう私自身そう思っていたのだ。真昼間に電車に乗れば同じような格好の連中ばかりだ。自分がなってはじめてわかる「世の中にこんなにセールスマンがいたんだ」街を歩いていても1日に2〜3人は必ず出会う。こいつは何を売ってんだろう、今日は売れたかな、あまり売れなかったみたいだな・・・などと考えるようになった。セールスマンは孤独だ。バンバン受注があれば忙しくて孤独がる必然性はないだろうが、売れない商品のセールスマンはお客をまともに喋るのも少ないので極めて孤独だ。私は自分では「孤独大好き人間」だと思っている。一人で山に行くのが無上の喜びであったし、煩わしい人間関係と無縁の場所のほうが全然気楽であった。そんな私も、最近アッと気がついて驚くのは、街を歩きながら「*****」と独り言を言っては自分でハッとすることだ。これはまで滅多に独り言など言ったことはない。「独り言」は売れないセールスマンの職業病なのだろうか。 5/31転勤の夢 昨日、転勤の夢を見た。「最近転勤したばかりなのにもう転勤かよ」とか思いながら、机の整理をしていた。私より先輩の「退職お断り」の人々の中にはいくつかのプロジェクトを転々としてきた人々がいる。「ここもいつまで続くかな」などと言っている。決してひとところに安住させない、根っ子を張る前に植え替える、安心感を与えてはいけない・・・というのがこの会社の「退職お断り」に対する労務政策のようである。最近では退職・再雇用に応じたOS会社の人々にも事業所の統廃合でばんばん転勤をさせているようである。それならばである。こちらもどうせ転勤させられるんなら「本気でやってもしゃあねえや」「へんな笧(シガラミ)などつくらず身軽でいよう」、ただ「今の職場の人たちは転勤してもまた一緒になる可能性が大きいので、その人間関係だけは大切にしよう」などと考えることである。あっちへ行ったりこっちに行ったりは、もう外販で慣れっこである。 6/2カラスの殺気 「ファン、ファン・・」という聞きなれない鳥の声がした。古い広い家の庭にある大木の中から聞こえて来るようなので、覗いて見るとどうやらカラスの巣のようであった。聞きなれない鳴き声はカラスの雛のものであった。そのうち「かあ〜!」と親カラスが鳴いて大木から出てきて電線にとまった。嘴を開き舌を突き出すようにして鳴いている。明らかに私を威嚇しているのだ。いきなり家の中を覗かれれば「なんだ、このやろう」ということになる。失敗したな、と遠ざかろうとする私に対して親カラスが追いかけてきて「かあ〜!」と脅かす。凄い殺気だ。雛を苛められたと錯覚して襲われたという新聞記事を読んだことがあるので、これはヤバイと身構えながら逃げてくると100メートルは追ってきただろうか。カラスの迫力に肝を冷やした。愚かな都知事がカラス狩などやるものだから、東京のカラスはみな殺気だっているようだ。このカラスも雛を捕獲され、殺されたのかもしれない。人間に置き換えて考えてみろ。カラスはすべて知っているのである。逃げながら「おいカラスよ、俺だって会社から苛められてるんだぜ」と心で念じてみたが、当然効き目はなかった。 6/5都電の旅 今週は、外販の目的地が都電の沿線なので都電を使って移動した。たしか東京タワーが出来た翌年だろうか、小学校入学前だと思う。おばあちゃんに東京タワーに連れて行ってもらった。 いくつもの都電を乗り継いで気が遠くなるくらい時間をかけて東京タワーに辿り着いた記憶がある。同様にして浅草にも行った。考えればそれ以来40数年ぶりということになる。昔は女性の(いや男だったかな)車掌さんがいて切符きりをしていた。今はワンマンカーである。昔は車掌が紐を引っ張って「チンチン」とならしていた。「チンチン電車」たる所以である。今は運転手が最後尾についているベルを発信時に遠隔で鳴らす。「チンチン」だけは健在なのだ。乗客は意外と多く大概座れない。料金は160円、これは安いと思う。柵があって車道と完全に分離されているところもあれば、昔ながらの往来を車と交差しながら走るところもある。信号では止まっているようだが、渋滞は勿論関係ない。都電の大半が廃止され、車と地下鉄が取って代わった。果たして便利になったのか。車は渋滞だらけ、蜘蛛の巣のような地下鉄はよくよく考えなければ目的地に行けない。乗り間違えたら収拾がつかない。どこに行っても暗闇で都会の風景に接することはなくなった。いくつもの地下鉄が重畳されているため、新設の地下鉄に乗るとはるか地下深くからはるばる上ってこなければならない。廃止されて暫く軌道だけ残っていたが、そのうちアスファルトになった。勿体ないことをしたもんだ。果てしない都市化が、潤いと「便利」を奪った。久しぶりに乗った「チンチン電車」はノスタルジックな感傷のみならず、閉塞した大都会をゲリラ的に走りぬく「痛快さ」を味あわせてくれた。 6/14梅雨 今週月曜日くらいに梅雨入りしたようだ。予想通りのジメジメした日々が続く。上着を着た人が多いが、私はだめだ。もう秋まで上着は要らない。通勤・仕事とも半袖ワイシャツである。それでも脇の下は常にウェッティだ。おまけに湿度が高いので風が吹いても一向に乾かない。カビの季節でもある。さいわい足のカビは予防対策の効あって息を潜めているが、この季節、心にカビが生えたような感覚になってしまう。ここ数年は部屋の中の仕事であったため、さほど梅雨の弊害は気にはならなかったが、その前の現場のころを思い出す。カッパを着たり脱いだり、雨で濡れることとカッパを着てかく汗を天秤にかけて仕事していた。汗か雨か、吉と出るか凶と出るかはいつも当たらなかったようだ。昔の工事車両はエアコンが付いていなかったので終日湿気が絶えなかった。今はカッパこそ着ないが似たような悩みが付きまとう。傘を差してのビラ入れ、訪問だ。ウンザリだぜ。雨に濡れる電柱を見上げるたびにカッパ着て電柱に登っていたころの自分を思い出す。今は“岡に上がったカッパ”だ。 6/15父の日 先週は丹沢に行っていたので久々に家での休日だ。セールスマンは体が資本、土日ともトレーニングが基本だ。土曜日、朝のジョギングと午後の太極拳。日曜日、区のスポーツセンター でウェイトトレーニング。家にいてゴロゴロしていては、気が滅入ってしょうがない。汗を流して体育会的に乗り切るのが私のやり方だ。実際、家にいてジッとしてるとイライラして家族にあたったりするので、これは家庭円満の秘訣でもあるわけだ。いくら汗を流しても、中年的土偶体型はまったく改善の兆しはないが、汗を流して放心状態になることがひとつの自己満足なのである。ウィークデーには本の世界に没入して「うーん今週もものを考えたな」などと錯覚し、土日は汗の世界に没入して「中高年にしては結構やったな」などと錯覚する。この錯覚と錯覚、自己満足をあと何千回か繰り返してたぶん息絶えるのだろう。それはひとつの幸せな人生ではないか。 ところで昨日のテレビで「明日は“父の日”」とやっていた。どうせ気が付かないだろうと黙っていたら案の定、独立した息子も同居の娘も知らぬ顔である。娘に「おい、今日は何の日だ!」と言ったら、しばらくして「いけねえ!」と。「あとで酒でも買ってくるからさあ」などと。女房手作りのピザを食い、酒を飲み、「まあいいや」の父の日であった。 6/22カラ梅雨? 梅雨入り以降の天気を見ていると、どうも「カラ梅雨」ではないかという疑念を抱く。梅雨入り前後の若干のお湿りだけで梅雨が終わり、あとは猛暑のみという絶望的な予測が頭を過ぎる。一昨年だったか、カラ梅雨の猛暑で毎日水をやっているのに盆栽がいくつもやられた。毎日の通勤の自宅から駅までの15分でパンツまでビッショの日々が続いた。その頃は行った先がクーラーの効いた事務所だったから、汗をかくのも朝夕の通勤時のみであったが、どうやら今年は、やられた盆栽のようになってしまいそうですね。 昼間の電車はセールスマンばかりだ。いつ乗っても必ずいる。多いときには一つ車両に20人以上は乗っている。ワイシャツにネクタイ、片手に上着、判で押したような取っ手と肩がけ両用のカバン(2ウェイバックとかいうのか?)というのが定番スタイルだ。世の中こんなにセールスマンがいたのかと、自分もなってみて初めてわかった。たぶんどこの企業でもはげしい合理化で「余剰人員は営業へ」というパターンが定着しているのだろう。優秀な技術系社員や熟練工が合理化で営業マンに・・・といった話は1970年代の後半くらいから始まったように思う。その後20数年、統計を見たことはないが、営業労働者の比率がうなぎのぼりに上がったことは、昼間の電車に乗ってみれば一目瞭然なのだ。いくら営業マンばかり増えても、大衆の消費には限界があるから、増えた数だけ売り上げが伸びるということはあり得ない。ましてこの不況である。必然的に「売れないセールスマン」が増えることになる。これは法則に等しい。売れないセールスマンは「俺はなぜ売れないのか」と悩む、ダメ人間の烙印を押されたような気持ちになる、自信喪失する、ますます売れない、会社に居場所が無くなったと感じる・・・会社をやめる、というお決まりのパターンを歩く。いまや企業の労務管理の基本がこの「イジメ」である。大人の社会がこのような陰険なイジメに満ちているから、学校など子供社会でイジメが横行するのも必然だ。「企業倫理」などと偉そうなことを言っている会社は多いが、本音の企業倫理はみな「イジメ」ではないか。 売れないで悩んでいるあなた!自分を責めてはいけません。これこそは「企業の作戦」なのですぞ!開き直れ!全国の「売れないセールスマン」団結せよ! 6/23ビラまき 最近は仕事でもビラまきだが、組合のビラまきも相変わらずやっている。新しい職場にきてから3回目のビラまきである。別の職場で、労働者を「馬鹿」呼ばわりする管理職がいた。今時流行らない猛烈タイプの管理職なのか、いろんな労働者をつかまえては苛めているようである。組合全員でその職場のビラまき、集団での申し入れ行動、本社への団交など行い、「謝罪」を勝ち取った。そのほか職場での要求、組合要求、団交などを通して、仕事用のスーツ、かばん(全員分ではないが)、PHS、休憩室、喫煙室の改善、冷蔵庫等々を勝ち取った。いずれも常識的なものばかりだが、社会的な常識が通用しないのが企業というものである。どこの企業でも専制政治がまかり通り、会社に文句を言わないことが「企業内の常識」になっている。 江戸時代の幕藩体制から一歩も進歩していない。「藩の禄を食んでいる」という意識、つまり「主君に仕える」という意識から一歩も進んでいないのである。終身雇用制や年功序列賃金が崩壊すれば合理主義的な実力社会が実現するから、それとともに「禄を食む」的意識もなくなるなどというのはまったくの嘘だ。例えば大企業の下請けをやっている中小零細企業は「藩」に属さず「契約」でやっているが、大企業に文句など言おうものなら一発で終わり、「契約解除」だ。「労働者が自分を主張する」ことからしか企業というものは変わらないのである。会社、学校、家庭・・・社会の隅々まで民主主義がなければ本当の民主主義とは言いがたい。 6/27株主総会 空梅雨かとおもえば、またジトジト。かと思えば今日はカンカンの夏日だ。日陰を縫うように、汗をかかないようにスローモーションで歩く。ここのところ一番人気のある気象は「曇り雨降らず」である。50以上の身体は、実にデリケートなのだ。 ところで、今日はNTT様の株主総会だ。例によって高輪プリンスホテルの上着を着ても汗の出ない大広間で、皆様ニコニコ顔で・・・。さてNTTさん、景気どうでっか〜? じつに1兆4千億円の経常利益! http://profile.yahoo.co.jp/biz/consolidate/9432.html トヨタ自動車とほぼ同額の第二位だ。http://profile.yahoo.co.jp/ranking/ordinary_benefit2/1.html なんでこんなに儲かっているんですか?社長さん!・・・和田社長「東西会社を中心に構造改革を実施し、それによるコスト削減効果が大きく効いていると同時に、前年に計上した特別損失が今年はそれほどでもないことから、利益ベースでは大幅に回復している」と。しかし、人件費の前年比では2300億程度の減額でしかない。http://www.ntt.co.jp/news/news03/0305/030513b_07.html しかも全額リストラ=「構造改革」によるものではない。つまりリストラによるコスト削減は経常利益の6分の1程度でしかないということになる。従ってリストラをしなくとも1兆2千億の経常利益が実現できたわけである。この簡単な数字がすべてを物語る。リストラは必要なかったのだ!「前年に計上した特別損失」とは例の海外投資の大失敗1兆5千億のことでリストラ=賃下げのじつに5年分以上である。つまり経営者がくだらない失敗をしなければNTTは毎年々々ぼろ儲け基調の超金満企業なのである。 さて退職・再雇用で15〜30%賃金カットされたあなた!あなたの「損益計算書」はどうですか?あなたの家計の経常利益は?われわれの家計の「特別損失」はすべて1兆4千億円の中に入っているのです。 外販の足取りも限りなく重かった一日でした。 7/8靴 靴を買い換えた。これまでの靴は、二年位前に買ったもので新品ではなかったが、革靴を履く習慣がなかったために靴底はほとんど新品だったものだ。この三ヶ月で甚だしく靴底が減り、女房に「何これ!」と言われるに至った。そんなに仕事をした記憶は無いが、それでも結構歩いているのだな、ということが分かった。職場の人は万歩計を付けている人が多く、一日二万歩前後だと言う。一歩50センチとして10キロだ。勿論通勤含むである。“怪我の功名”ですかね、いい運動ですね、糖尿の人にはいいですね、お腹がひっこんだでしょう、・・・などと言い合っています。靴族は確実に成果≠物語る。 前の職場は工事の部署だったので作業靴はふんだんに貸与されていた。半長靴(安全靴)、宅内シューズ(安全靴タイプ)、長靴・・・工事をガンガンやってたころはそれに加えて局内シューズ、キャラバンシューズなど充分至急されていた。二万歩歩くセールスマンの靴は作業靴≠ナはないのか 結局、数件の靴やを廻ったあげく、スーパーの店頭で売っている特売の1980円也を購入した。「安物は足に良くない」などと思いつつ・・・。高い意靴を買って靴底の張替えも考えたが、手持ち≠ェ無く「安物買いの銭失い」にいたった。最近の革靴は、上辺だけ従来の革靴で靴底だけスニーカータイプの柔らかなものが多い。明らかにセールスマン・ニーズである。 前の工事の部署では確かに足を使ったが、一日二万歩も歩かなかった。革靴はセールスマンの作業靴≠セ。NTTさん、ちょっと考えてよ。 7/11さてさてさて・・・ われわれは営業で「*フレッツどうですか?」とやっている。ところが自分の家で*フレッツを使っている奴がいるのか?!大きな矛盾だ。お客様には「いやあ、早いですよ!」「これからは断然光ですよ」などとと宣伝する。お客に「あんたのうちはどうなんだよ」と聞かれたら「テヘヘ・・・」と頭を掻くか、「勿論*フレッツですよ」と嘘をつくしかない。たいてい嘘はばれちゃうわけで「そうかよ。・・ハハッ・・」と白けてしまう。ああ、これじゃあ売れないな・・・。 7/21お客様のご意見 訪問をやっていてお客様からきびしいご意見を頂いた。われらが*フレッツには光を電気に変換するメディアコンバータ(MC)なる機械が付いている。PC1台の場合はこのMCにLANケーブルをつなぎPCをつなげばWEBにアクセス出来る。光を電気に変換(EO変換)するという意味ではMODEMと異なるが、光の場合にはMODEMは無く、MCに直接PCかルーターをつなぐ。NTTはこのMCまでを光ファイバーケーブルなどと同一の電気通信設備であるとして、MCはレンタルのみの扱いである。お客様は「レンタルのみで買取がないのはおかしい、レンタルにすることによってNTTは不当に儲けているのじゃないか」というご意見であった。私は一販売担当者としてNTTの立場を繰り返し代弁したが、お客様の納得は得られなかったようだ。MCは極めて高額でありレンタルでなければ商売にならない、という意見もある。原価がいくらであるのかは私たちには分からないので正確な判断は出来かねるが、如何なものであろうか。 1985年の電電民営化からしばらく経って電話機など「端末の開放」があった。それまでの黒いローゼットに替わりモジュラージャック(MJ)を無償で付け替えて、お客様が自由に買った電話機などを自分でつなげるようにした。ISD*の回線終端装置なども最初はレンタルのみだったが、やがてNTT独占はおかしいという圧力のもとに「開放」された。MCも別名はこの回線終端装置に他ならない。「端末開放」は、NTT以外の民間企業に「俺たちにも儲けさせろ」というものだった。それまでの黒電話から色とりどりの電話機が市場にならんだ。やがて端末からマイラインなど回線の選択をめぐる競争へと進む。今や普通の電話からIP電話へとこの世界の変化は極めて目まぐるしい。市場開放、競争の一方で労働者の合理化が進められた。人減らし、リストラ、広域配転・・・すべて端末開放と裏表の関係にあるわけだ。 とは言え、お客様はそんなことを考えない。お客様にとってはNTTが「不透明な企業」であることが問題なのである。これまでの経緯とも矛盾するのはおかしい、そう感じるのはある意味当然だ。三日間お客様宅に通い、毎日同じような議論をした。「会社の立場はこうですが、私の意見はこうです」と言った。「NTTは不当に儲けてるんじゃないか」と聞かれ「そうかもしれません」と答えた。会社でもお客様のご意見をミーティングなどで紹介した。結果、発注頂いた。「ありがとうございます」と素直に言えた。とかく私たちは、「買うのか買わないのか」という目でお客様を見がちである。正直私にもそういうところがあった。これは間違いだ。お客様のご意見には謙虚に耳を傾ける、会社の立場だけでなく自分の意見も言う、会社に対してもフィードバックする、重要なことだと思う。企業のやっていることはブラックボックスで何をやっているか分からないと消費者は考える。企業は自分のやっていることが正当ならすべて公開するのが当然ではないか。そういう時代が来ていると思う。 7/29 |